正直、タイトルで
「ヒエッ 重い…」
ってひいちゃう人も多いかと思います。しかし、いい本です。
万人にお勧めするというよりは、「働く」ということに悩みがある方、管理職とかの方に読んでほしいかもしれません。
いや、私も正直多分、下記のきっかけがなかったら読まなかったと思います。
ある日、本屋で稲盛氏の本を立ち読みしました(またしてもすみません┌o ペコッ)
次のような話が書かれていました。
経営者のA氏がいました。A氏から、稲盛さんが相談を受けました。
A氏の知り合いの経営者のB氏は、
B氏『経営なんて、他の人に任せてればいいんだよ。一生懸命やらなくても。
僕なんて、仕事は全然しなくても、抜けてても、ズッコケ社長で部下に愛されてるし、ズッコケ社長ってことで、逆に部下ががんばってくれるし。』
(ここで出てくるズッコケ社長という言葉は原文そのままのはず)
と言ってくるので、真面目なA氏は、そうするべきなのか?「真剣に仕事をするのはマイナスなのか?」と悩んでいたそうなのです。
稲盛氏の回答は
「あなたとBさんは登りたい山が違うのです。Bさんの話なんて気にすることはない。」
ということでした。
私は
「うおおおおー!!これじゃー!!!(炎▽炎)」
と叫びました。(心の中で)
そうなんですよ。ほんこれ。
B氏みたいなことを言ってくる人が、経営者の集まり界隈には、めちゃくちゃいっぱいいるんですよ。
まぁ、考えると、昔からクラスに必ずいますよね。
「なんでそんなに頑張ってるの?」
ってせせら笑いと一緒に言ってくる人。
「登りたい山が違う」
そうなんですよ。長年の疑問を、スパッ と解決されまして、「やっぱり稲盛さんはすごいな…」ってなってました。
んで、めちゃくちゃ前置き長いんですが、この立ち読みしてた本を読みたいと思っても、もうタイトル忘れちゃったんですよ~。。ρ(。・_・、)
(知ってる人がいたら教えてください…。文庫本でした…。)
なので、アマゾーンで、稲盛氏の一番売れていた本を買いました。自粛期間中に読むのにちょうどよかったです。
稲盛さんはエンジニア出身の社長さんなんですね。だからかもしれませんが、私も共感できるところがいっぱいありました。
いくつか、線を引いたところがありまして書いておきます。
- 成果は能力と熱意と考え方の掛け算。能力がいくら高くても、考え方が邪道だと、よくない成果しか生まない
→わかるー
- 楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する
→新型コロナでいろいろ大変な今こそ、これを胸にがんばっていきたいですね。(`・ω・´)
- 目標がいくら高くても、現実には来る日も来る日も地味で単純な仕事をこなすので精一杯」
→京セラ、KDDIなど大企業を築いた方でも、そうやって日々を過ごされてるのか…。となんか勇気づけられました。
- 本田宗一郎さんの勉強会に温泉宿に行った時に『経営の勉強に来たらしいが、そんな暇があったら一刻も早く会社へ帰って仕事をしなさい。温泉に入って、飲み食いしながら経営が学べるわけがない』と言われた話
→なるほど。本田宗一郎さんの話も本とかあれば読んでみたいです。
- 長期の経営計画を立てたことがない
→意外ッ!しかし、理由を聞けば納得。日々一生懸命やることが大事、ということだそうです。