昨日、IからとあるIT系ベンチャー若社長のブログが面白い、といわれて帰り道に見てみました。
確かに、
「俺は死ぬ気でやる」
「ぬるま湯につかってんじゃねぇ」
というなかなか挑発的な言葉のオンパレード。
その社長さんのことはほかのメディアでも知っていて、イケメンで売ってるのかと思っていたので、ただチャラいだけではないんだな~。
と感心しました。
親会社のマニフェスト的なものもあって、見てみると、なかなかに
「草の根をかじり 泥水をすすり」
的な感じがあって、私はこちらもかなり感銘を受けました。すばらしい。
しかし、同時に連想したことがあります。
最近、「激闘!太平洋戦争 日本軍 勝敗を分けた31の大作戦」という本をコンビニで買って読んだんです。
別に思想的な話はまったくなく、淡々と「1942年8月○日 ガダルカナルでの戦闘開始 」みたいな教科書みたいな本でした。
なんでそんなん読んでたか、というと、なんか太平洋戦争の話に興味があるんですよね。
なんで日本負けちゃったのか。
それが、絶対、現代の世の中にも通じていると思うんで。
日本には資源がないとか、人口が少なかった、とか戦線伸ばしすぎたとかいろんな理由がありますが、私的に着目するのは
「テクノロジーを磨かなかったこと」
これ、かなり重要と思うんですよ。
最初のうちは成功していた夜襲も、アメリカがレーダーを取り入れてから成功しなくなった。
補給線が潜水艦によって断たれた。
航空機の開発が貧弱だった。
戦艦におけるミサイルの交換方法がダメと思いながらずっと同じことをしていた。
極めつけは原子爆弾ですよね。。。
多くの尊い命が失われたわけです。。。
テクノロジーの進化に敗れたところは大きいと思う。
日本は戦後、高度成長してきましたが、その中では製造系の技術を磨いて、日本の技術が通用してきたわけですよね。
「みんなががんばればいい」
っていう根性論って、思考停止につながりがちだと思うんです。営業会社だったらそれでもいいと思うんですが。
IT系ってなぜか根性論好きな人が多いんですよ。
「俺 3日寝てないわー」
とか。
だから、うちの会社は技術を磨いていくのが一番の命題だと思っております。
技術を磨いていく、とかっていうと、
「パソコンにかじりついて なんかプログラムとか黒い画面とかずっとやってるアレでしょ~
そんなんもっと人件費の安いところにやらせときゃいいやん。
おれたちは、プレゼンとか、企画を考えるとか、もっと華々しいことがやりたいんじゃ。
地味なことはプログラマに指示出すだけでいいやん。」
という人が多い。
おみこしが、上に乗っている人が圧倒的に多くって、担ぐ人が圧倒的に少ない。。。 この話はいつか別でも書きたいです。
もうちょっと書きますが、上記の本を読んでびっくりしたのが、
「真珠湾の攻撃は宣戦布告が遅れたために日本軍の卑怯な奇襲となってしまった」
というのは有名な話ですが、外務省がその前の夜に飲み会していて、次の日は休日だったから作るのが遅くなったらしいですね。
うーん。。。
歴史はもう覆せないのでしょうがないですが。。。
あるんだよねー。
重要な商談に限って準備不足とか。
私たちも肝心なところで抜けないように、気をつけたいと思います!