というのは、ホームページを見ると、だいたい、一番外は枠に囲われてますよね。
その外枠の大きさです。
文章が目いっぱい書いてある部分、とでもいいましょうか。
とにかく、中身が表示される大きさです。
これは常に悩ましい問題です。
お客様によって、ご要望はまちまちです。
弊社では、何もご指定がなければ、だいたい
横幅 950px 縦 1000px 程度 (縦はコンテンツによって大幅に変動)
ぐらいにして、後は余白をちょろっと表示させる感じにします。
しかし、中には
「これでは大きすぎる。
全体が800×600ぐらいにしてもらえないか?」
というお客さまもいらっしゃいます。
その大半は、スクロールしないで、1画面に表示させたい、という話が多いんですよね。
セオリーから言えば、Webサイトはまず一瞬見たときの印象が勝負です。
上の方から一等地です。
スクロールしなければ見られないところにあるコンテンツは、その分見られない可能性が高いわけです。
では小さく作っておけば間違いはないのか?
と言いますと、これもNOです。
スクロールしなくても、見れる面積が多いほうが、ユーザーに多くを伝えることができますから、小さく作るとその分損なのです。
また、現在のトレンドとして、サイトを大きめに作る傾向があります。
モニターはどんどん大きくなる傾向にあります。
小さいサイトは、デザイン的な意図があるのでなければ、古い印象を与えます。
SEO的な見地から言っても、TOPページには十分なキーワードを含んだテキスト、サイト内のリンクが含まれているのが望ましいです。
「ウワー、じゃあ一体どうすれば?!」
と困ってしまいますが、そこはではユーザーはどんな環境なのか、調べてみましょう!
下記は弊社のonlineconsultant.jp 以下のアクセス解析をして、モニターの解像度を調べた結果です。
月間50,000ぐらいのユニークユーザーが来るサイトです。
意外とみなさん、大画面のモニターを利用されているんだな~と思いませんか?
横幅1000px以下、縦幅700px以下のモニターを利用されているユーザーは、全ユーザーの2%にも満たないのです。
似たような話題を取り扱っているサイトを探しました。
http://www.hobo-web.co.uk/best-screen-size/
こちらでも、同じような話ですね。
こちらの結論としては
・1024×768に合わせて最適化する
・リキッドレイアウトで作るべし
ということのようです。
リキッドレイアウトとは、水がハコに合わせて形を変えるように、モニターに合わせてサイズが変わるレイアウトの作り方のことです。
ただ、企業サイトなどでは、あまり採用されませんね。
固定的なデザインが好まれるからです。
情報サイトだと、リキッドレイアウトのところが多いかもしれませんね。
個人的には、確かにリキッドレイアウト、文字サイズ可変がよいと思うんですが。
しかし、これは一般向けの話でして、特殊な事情がある会社さんもあります。
出張が多いユーザーさん向けだから、小さいノートパソコンで多く見られる、とか。
先日も、メーカーさんが多く見られるというサイトのデザインをしましたが、そこでもなるべく小さく、という話が出ました。
確かに、その業界の方は、小さいノートパソコンでサイトを閲覧されることが多いのかもしれません。
一般的にユーザーの環境はこんなん、というぐらいの心持で、臨機応変にやってみましょう。
ちなみに私は、1920×1200と1280×1024のディスプレイをデュアルモニタで利用しています。(^_^;
目が悪いので、大きいモニターで見たいんですよね。