私を離さないで

「あのGWからもう3週間か… 早いもんだぜ」

 

読んだ本の話が続いておりますが、

「私を離さないで」

という小説を読みました。

実に、小説を読むのは半年ぶりぐらいなんですけど、これはGWに姉が進めてくれまして、非常に面白かったので、書いておきます!

実は、これのドラマがやっていたのを知ってはいたんだけど、「すごく視聴率が低かった」ってことを知っていました。

小説を読んで、

「そりゃー これはドラマじゃ無理っしょ」

という感想です。

 

この小説のすごいところは、まるで尺取虫のように話が進んでいくのです。

尺取虫のように、とはどんなことか説明しづらいので、カズオ・イシグロさんのまねをして書いてみると

『私を離さないで』の原題は「Never let me go」ですが、「Never let me go」と聞くと、私はB’zの「Never let me go」という曲を思い出します。

あるシングルのB面だった、有名な曲ではないのですが、

『ガラスに広がっている 君の町 見下ろして』

という憂鬱な歌いだしが好きで、よくカラオケで歌っていました。

私の友人はよく、

「この曲をカラオケで歌う人は日本に君しかいないんじゃないの」

とよく私をからかいました。今から思うと、確かにそれぐらいマイナーな曲だったように思います。

さて、B’zといえば、私とB’zの最初の出会いについてはまだ話していませんでしたね。

あれは、中学2年生の夏のことでした。

熊本の田舎の、私たちが「荒地」と呼んでいる場所に、ある日突然、そのレンタルビデオ屋ができたのです。

私は姉と、よくそのレンタルビデオ屋に行きました。

そのことを話す前に、姉と私の関係が、少し変わったことについて話さなければなりません。

それは、そのレンタルビデオ屋に行く3日ほど前のことでした。

姉が実は宇宙人だったことを母から知らされたのです。私はそのことを、どこかで知っていたのですが、はっきりとは知りませんでした。

 

カズオ・イシグロさんのファンの皆さま、申し訳ありません。┌o ペコッ

とにかく、すごい小説だと思う小説に久しぶりに出会いました。なんというか、新しいです。

ちなみに、ネタバレすると面白くないので、さっと買ってさっと読むのがオススメですよん!!