何がきっかけか忘れてしまったけど、下記のような記事を見ました。
キーエンス 北朝鮮もビックリ!分単位で管理される営業マンたち
http://www.mynewsjapan.com/reports/1046
北朝鮮もびっくり、という言葉がかなりキャッチーなので、目に留まる記事だと思います。
おりしも、ちょっと何か言うと、世の中は「ブラック企業」というレッテルをすぐ張ったりしますよね。
記事の内容を抜粋させて頂きます。
==========抜粋===================
もっともキツいのは、厳しい管理によるストレス。営業マンは「外報」と呼ばれる紙ベースの営業日報を、毎日書く。通常の日報と異なるのは、それを分単位で正確に書かねばならないことと、虚偽記載が降格を含む重い罪に問われることだ。
たとえば、営業車で客先に着いた時刻、客先に入った時刻、プレゼンを終えて営業車に戻った時刻、営業車で移動を始めた時刻…を分単位で正確に記入する。
「これがストレスになるんです」(元社員)。なぜかというと、たとえば、会社から支給されるETC付きの高速道路カードを利用した際、高速道路に入った 時刻、出た時刻が自動的に記録され、本社に伝達され、外報と突き合わせられて、整合性が取れているかをチェックされるからだ。
そのETCチェックをはじめ、出社から退社までの営業マンの動きを抜き打ち的にチェックしているのが、社員から「監査」と呼ばれ恐れられている、本社の専門部署である。
===========ここまで=================
まぁね。確かにこれは大変そうだ。営業もきついのに、日報を書くのもさらに時間がかかり、うっかり間違って記載したら降格?となるのは緊張を強いられるに違いない。
そのほか、2ちゃんなどでキーエンスさんを見ると、まぁ色々たたかれてますね。(^_^;
でもですね、私が最初にこれを読んだ最初の印象は
「これはむしろ営業マンにとっては公平な判断をくだされるので、よいのではないか?」
と思いました。
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私は7年間、2つの外資系の会社で営業をやりました。
どちらにしても、モラルはまったくありませんでした。
外資系の営業マン、というと
「仕事がきつい」
「成功報酬で働かないと給料が安い 逆にがんばれば給料が高い」
というイメージをお持ちの方が多いかもしれませんが、そんな会社ばかりではありません。
メジャーな外資系会社ならまだしも、少し知名度が落ちる会社では、固定給を高くしないと、誰も勤めにきてくれないから、ある程度固定給のよい会社が多いです。
私がいた会社では、どうひどかったかと言うと。
課長は毎日午前中、ちょっと会社へ顔を出して11時に
「Kという会社へ行ってきます→直帰。」
とホワイトボードに下記のこし、そそくさと会社を出る。
部下も連れて行かないし、しかも毎日同じ会社へ行って、そんなにミーティングすることあるの? もちろん、誰も彼のミーティングの成果を知りません…。
もっとひどくなると、別の営業マンですが、
「N社へ直行直帰します。」
次の日も
「N社へ直行直帰します。」
で、会社に何日も来ない。
営業の結果が出ないのは、製品のせい、チャネルのせい、といういいわけばかり…
会社側の都合としては、一旦社員にした人をクビにするのは日本の労働法上非常に難しいです。
最終的にはリストラになりますが、半年程度は続いていたなぁ…。
で、他の営業マンや他部署の人間ももちろん机を並べているので知っていますから、腹の中で思っていることは
「まじめに働いてる方はやってられんわ!!」
という話ですよ。
特に内勤の人のモチベーションはダダ下がりで、営業をやっている私に
「いいよねー 営業って営業行ってきますって言って家に帰ってゴロゴロしたり、1日中株とかFxやっておこづかい稼いでるんだよね~
それで年に1千万とかもらってるんでしょー(課長レベルの話)、 ほんとうらやましいわ」
とか嫌味をいってきたりという状態になってきます。
だから、
虚偽の日報は降格
ぐらいでいいと思います。
実際、キーエンスさんってこれで結果出てるわけですもんね。
「売上高経常利益率53.3%、社員の平均年収1344万円という実績をもつキーエンスの強みは、生産の大部分を外部協力メーカーに委託する
ファブレス方式によって説明されることが多い。しかし、その根幹には、社員の能力を開花させ、潜在ニーズを製品企画に生かす仕組みづくりがある。」
http://www.president.co.jp/pre/backnumber/2006/20060918/1151/
んで、弊社のSmart動態管理をというアプリがありますが、これを紹介すると
「そんなん導入されるドライバーさんや営業マンから文句出るでしょー。だってさぼれないじゃん」
とかって大体言われるんですよね。
よく考えれば、だいぶおかしいことを言っているのに気がつくと思います。
会社にも、遊んでいる人に給料を出す余裕はありません。
増税、コスト増、人件費の増大…
何より、遊んでいる人の分は、他のまじめに働いている人が働いて稼いでいるわけです。
しかしですよ、多分これは時代の流れで、そのうちどこに何時に行っていたかを把握・管理するのは当たり前の時代になってくると思います。
それは、今やEmailが当たり前のように、位置情報→日報という流れが当たり前になる時代が来ると思います。
で、日報を書く時間も、もちろん人件費を増大させます。
こういったことは、自動でアプリがやればいいのです。
ということで、キーエンスさんやキーエンスさんのような徹底した営業の合理化を目指す会社さんに、ぜひSmart動態管理を使って頂きたいです。