さて、だいぶ時間が経ってしまったんですが、10月の最初にエジプトへ行ってまいりました!
6泊8日ぐらいかな?
そんなに休んだの?
と非難を浴びそうですが、起業してから6年間、4日以上連続して休んだのは初めてなので、許してくだされ~
その時のことを書こうと思っても時間がなくなかなか書けなかったんですが、どんなだったの?と聞いていただいたり、またもし行く人の参考になれば、と思い書いておきます!
エジプトには死ぬまでに一度行きたいなーと思ってて、理由はいろいろありますが、
・古代文明とか遺跡が好き
・王家の紋章が好きだった
・エジプト文明は宇宙人が作ったに違いない!という説を検証したい
とかとかw
アメリカ・ヨーロッパは仕事などで、いろいろ行かせてもらってて、正直行き飽きました…。
素敵なところも多いんだけど、今の気分としてはカルチャーショックを感じるような違う場所に行きたかったんです。
イスラム教の国に一度行ってみたかったし、アフリカも初めてだったのでよし!と一念発起です。
で、アブダビ経由で、エディハド航空でカイロへ。つくまで20時間超…本当に疲れた…
エディハド航空はツアー会社のツアー名にも
「最優秀エアライン エディハド航空で行くカイロ」
という名前がついているぐらいなのですが、別に普通。いたって普通。でした。
カイロは砂色の町で、いたるところにモスクの塔や教会の塔がたってました。
普通の建物は、ボロボロの建物が多いんですけど。
夕方になると、ミナレットというモスクについている尖塔が浮かび上がって、まさにアラビアンナイト的なエキゾチックな感じです。
初日はハーン・ハリーリという市場近くのモスクへ行きました。ガーマ・アズハルという970年に建てられた寺院だそうですが、なんかまぁこういう歴史ある寺院がどこに行ってもごろごろしている・・・カイロはローマに似てるかもしれませんね。
で、さっそく?七分そでと長ズボンを履いてたけど、入口で止められて、
「女はそんな格好でモスクに入ってはいけない。これを着べし」
と言われて、写真のような布を貸し出されました。ついでに小銭も取られます。
正直、いつから洗ってないかわからないし、誰がかぶったのかわからない布をかぶるのはすごーくいやだったのですが、しょうがない…
もちろん、市井の現地女性たちは、スカーフで頭と首をぐるぐる巻き、長袖長ズボン着用です。色とかショッキングピンクとかヒョウ柄もあって結構派手なんだけど。35度ぐらいで、この格好はマジ暑い…
日本に生まれてよかったなぁ…と実感…
モスクの中はとってもきれい!靴を脱いで上がるんだけど、抵抗感ないし、アラバスターという特産の白い石と大理石でできていて、整然とした感じです。
中でちゃんと教えを説いてる人がいて、ちゃんとみんな聞いてました。
コーランが読まれる時間になると、町のいろんなところからコーランの音楽?が聞こえてきて、礼拝をしている人はちゃんと礼拝してました。
スターセンターというショッピングセンターに行って、これはららぽーとを巨大にしたような感じの場所なんですが、そこでもちゃんと礼拝所があって、みなさん礼拝してました。
カイロは常にクラクションがビービー鳴っていて、めちゃめちゃ人が多くって、エネルギッシュな街でした。
2日目は、やっぱりエジプトはこれっしょ!というわけで念願のピラミッドです!
思っていたよりでかい!
そして、本当に砂漠の中にあるんですね~
ラクダ乗りました~ ラクダってめっちゃ背が高い!最初は落ちそうでちと怖かったです。
ラクダ引きのおじさんが
「日本の音楽知ってるよ~ 歌ってあげよっか?」
と言うので、じゃあ歌ってよ、というと
♪ もう 終わりだね
君が 小さく見える
僕は思わず君を 抱きしめたくなる
さよなら さよなら さよなら
もうすぐ外は 白い冬
愛したのは 確かに 君だけ
そのままの 君だけ~ ♪
…
しかも意外とうまい。
まさか、真夏の暑さのエジプトで、ラクダに乗ってピラミッド見ながら オフコースの「さよなら」を聴くことになるとは思わなかったわ…( ゚Д゚)
というわけで、私のエジプトの思い出と言えば、オフコースの「さよなら」がBGMになってしまったのでした。
で、スフィンクスとか見ながら、パチリ。こんなオバカ写真を撮るので、確か500円ぐらいとられた…。
ピラミッドの周りには、ラクダ引きさんや、何かを売りつけようという人たちでいっぱいです。
常に話しかけてくるので、感慨にふけるひまがまったくありません。
まともに対処していると、キレそうになるので、必要経費と思って鷹揚に構えるといいかも。
逆に、小銭でいろんなことを融通利かせてくれるので、便利な一面もありますw
カイロが終わったら、カイロ急行でルクソールへ。
このカイロ急行がひどい…旅行会社の日程表には「豪華カイロ急行」って書いてあったんですが…
至って普通の夜行列車。しかも、うるさいし…
ブルートレインや、ユーロの寝台列車も乗ったことあるけど、カイロ急行は一番下ですわ…。
行きで消耗したのに、復路もこれかと思うとげっそり…
ルクソールはカイロより静かな町で、遺跡もいっぱいあります。
カルナック神殿がとてもきれい!豪華!でかい! ここはもしエジプト行くなら見てみてほしい★
3000年ぐらい前(?)によくこんなの作ったなぁとびっくりします。。。
日本はその時原始的な暮らししかなかっただろうにねぇ…。貝塚とか?
この2階建てとか、どうやって作ったんでしょうか??!20メートルぐらいある柱のさらに上に、乗ってるんですよ。
宇宙人の力を借りたんでしょうか??!
どれぐらい大きいのかわかりにくいと思うので
やっぱりわかりにくいですよねw
さて、そのあとルクソール神殿と王家の谷とハトシェプスト神殿など見に行きました。
王家の谷と言えば、ガンマレイの「Valley of the Kings」という名曲がありますね。
カイ・ハンセンもここに来たんでしょうか?
残念ながら王家の谷は撮影禁止なので、写真はありません。
ルクソール神殿はこんなん。
メンフィスとキャロルが出てきそうな雰囲気です。
「馬ひけーい!」
「…。」
さて、ルクソールはとにかく暑かった…。
砂漠というものに初めて行ったんですが、肺に入ってくる空気がとにかく暑い、というなんか逃れられない暑さを初めて体験しました。
こりゃ、ちょくちょく休まないと倒れるわ…。
今は観光客が革命前の60%ぐらいになっているそうです。その前は、王家の谷とかで、王の墓に入るために並んでいたらしいです。王家の谷は砂漠の中にあるので、それは相当しんどいだろうな~ と思われます。
重宝したのがサングラス!
私は本格的なのを持っていなかったので、ギャルショップで買ったようなおもちゃのようなサングラスを一応持って行ったんですが、これがあるとないとで大違い!
砂漠では目から入ってくるまぶしさがハンパない。サングラスしてないと暑く感じます。
ところで、ミイラさんを見たんですが、これがすごかった!
これも写真が厳禁だったので、うぷできないですが、ミイラというと、普通日本に来るのは骸骨にぼろ布がついているようなのじゃないですか。
エジプトにあるのはそうじゃないんです。
エジプトのファラオのミイラを国立博物館で、ツタンカーメンのミイラを王家の谷で見たんですけど、なんか黒光りしている人形のようなんですよ。
一回り小さい人間の人形みたいでした。
これが、4000年ぐらいの時を経ているなんて、びっくりします!!!
過去のエジプト人さんが、血道をあげた甲斐があるというものなのでしょうか。
肉体はとりあえず滅しないで残っているわけですもんね。。。
それとも、やはりいつか宇宙船に迎えに来られる日を待ってるんでしょうか…。www
それにしても、文明をここまで築いたのはすごいですね。
以前、今使っている手術道具はエジプトでミイラを作るためにつかっていた道具とほぼ変わらないと聞いたことがあります。
文字を記録できるようになったのが飛躍の原因なんでしょうね~
パピルスという紙のようなものがあって、それにメモするんですが。
過去のエジプトでも、
上司 「あいつ何度言ってもパピルスにメモらないんだよ!」
部下 「頭にメモってるからいいっす。」
上司 (こいつ ゆとりかよ?!)
なんてやり取りがあったんでしょうか?
ちなみに、どっかの神殿でトランクスが3つ並んだようなヒエログリフがありました。
暑さとかもろもろに耐えかねて、ほぼすっぴんですがお許しを…
ところで、政情不安というと、今も大統領と反対派と衝突があるみたいですね。
私が行っているときは、とりあえず平和でした。
エジプトの革命というと、日本の新聞とかネットでは
「TwitetrやFacebookで集まった若者たちが暴動を起こした。」
「ネットの力だ!」
的なことが書いてありましたが、現地の人に聞くと
「ハハハー、そんなことがあったらおもしろいねwww」
という回答でした。そんなことはなかったらしいですw
なんでそういう報道になるんでしょうね。やっぱりアメリカ万歳的なニュースソースがどっかにあるんでしょうか。
後は料理!
旅のダイゴミと言えば料理ですが、まー、伝統的なエジプト料理はイマイチです(^_^;
ハトさんのロースト↓に挑戦しました。あんまりおいしくなかった… みんな、ハトは食べちゃダメだよ…
この写真の上のほうにあるタコスみたいなのに、ゴマだれをつけて食べるのがどうやら主食らしく、どこでも出てくる。
そして、ゴマだれはなんにでもかかっています…。↓はきゅうりのサラダにたっぷりゴマだれがかかっている。orz
食べられなくはないけど…ゴマだれにはやはり牛肉か豚肉をつけたいもんです!!
観光でついていたお店は、腹が立つほどまずかった…ナイル特急のご飯はパスしちゃいました。
唯一、ルクソールの地元のレストランでスペアリブとかモロヘイヤスープを食べたのが、超おいしかった。(*^^*)
とても安いです。
ツレも相当気に入ってて、2回も行っちゃいました!
オンム・ハーシムというお店です。店主が相当やさしくしてくれましたが、ちゃっかり
「日本に帰ったら友達に宣伝してね!」
と言ってましたので、ちゃんと約束を果たしたぞう!(^_^) でも本当においしかった~
食べてるお店で、突然停電があったんですよ。エリアが全部停電したみたいで、突然町が真っ暗になりました。
でも、店長さん?がろうそくを持ってきてくれたり、周りでご飯している人々は携帯の明かりでしのいだり、平気な様子。
30分ぐらい経ったら明かりがつきました。
カイロは危険なのでは?と旅行前にだいぶ心配されましたが、とりあえず大丈夫でした。
治安も、心配する感じではありません。女性もかなり一人で出歩いています。
とにかく人が多くって、路上が常に人だらけ。
でも、旅行者は目立つので、心配するに越したことはないと思います(-_-)
夜もいっぱい人がいて、ナイル川にはカラフルな電飾をゴテゴテ飾った小さな屋形船がいっぱいいて、すごい音量でアラビア語のポップスみたいなのを流しています。
どうやら合コン的な?ものをしているらしいです。
電化製品を見に行ったりしたんですが、Samsunとか、韓国勢が強いですね~
昔は、海外に行くとカメラなんかはCanon, Nikon、Olympusだったんですが、まずSamsungが半分ぐらい、後が日本製品とかという感じで悲しいです。
また、車もヒュンダイやキアが多く、日本車をあまり見ませんでした…。
いたるところでバクシーシと言って小銭を要求されます…。
ま、これについては早い段階であきらめたほうがいいですね(^_^;
さてさて、とっても長いブログになってしまいましたね!
読んでくださった方はありがとうございます。⊂(^-^)⊃
いろいろありましたが、いろんなことが初体験の楽しい旅でした★
また海外に行きたいな~!でも海外に行くと、日本が一番だな、っていつも思います★
やっぱり、いろんなことを考えさせられるので、旅は楽しいですね。