クリオネの話

今日、某所で非常にショックなことを耳にしました。
氷の妖精「クリオネ」っているじゃないですか。

なんと、ナメクジの仲間だそうです。

「げげっ・・・。」

というのは、私はナメクジが大の苦手なんです。
あの動き、感触、地球上の生命体とは思えない体のつくり・・・。
特に、角のあるやつでなくって、ちょっところっとした体の太いヤツとか、マジでいやですね。なんでこんなにナメクジが嫌いかというと、庭で花とか育ててると、たいていナメクジさんに困らされるんですよ。(つД`)
誤まって触ってしまったりすると、“ぴとっ”とした感触がかなり「うげげ」という感じです。
ナメクジに比すれば、ゴキブリの方がまだまっとうな昆虫らしくて好感が持てる?!と思うぐらいでした。

あと、ヒルと似ていて嫌、というイメージもあるかも。

子供のころに住んでいた家は、かなり古かったので、お風呂場とかに時々ヒルが出たんですよ。
ヒルって結構動くの早いんですよ。ナメクジとは比べ物にならないです。
しかも、奴等はあきらかな悪意をもった動きで近づいてくる。先っぽにギャザー状に広がっている部分があって、そこをピクピクと動かしてるんですよね。
映画「スタンド・バイ・ミー」で、林の中で少年たちの体中にヒルが吸いつくシーンなんかも怖いですよね。
なので、遭遇した時の恐怖ったら・・・。
「キ、キヤアアアア ヽ(`Д´)ノ  ウワァァン 」
もう、絶叫です。

そして、同時にクリオネの捕食シーンの図解を見ました。胸のところに赤い部分があるじゃないですか。そこに捕食のための触手があって、餌を食べるときは、頭の部分がぱかっと割れて、触手がうにょーんと伸びて、餌をつかまえて食べるそうです。

な、なんか怖くない・・・??(;´Д`)
誰だ?妖精とか言い出したの・・・。

と、かなり気持ち悪い話になってきました。
しかし、ちゃんと落ちがあるので最後まで読んでください。

まぁ、生き物だから食べ物をとるのはしょうがない。
だけど、前みたいに「あー、クリオネかわいい」とは素直に言えなくなってしまいました。

で、家に戻ってきて、「クリオネ=ナメクジ」説が本当か確かめようと思いました。
WikiPediaによると、
クリオネ(学名:Clione limacina, 和名はハダカカメガイ)は、翼足目裸殻翼足亜目ハダカカメガイ科巻貝の一種である。」
だそうです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%8D

ん?ナメクジじゃないの?
あるいは、ナメクジは貝なの?
と思ってさらに調べたところ、なんとナメクジも貝だそうです。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail.php?queId=7500982

へぇ、陸に上がった貝なのね。
なんだか、そう思うと、積年のナメクジに対するマイナスイメージが急に回復されました。
うん、貝ならわかる。ああいう形状でも。

クリオネも、貝なのね。

そして、さらにヒルについて調べてみる。

ヒルは環形動物、でミミズとかと一緒らしいです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%AB_(%E5%8B%95%E7%89%A9)
(この写真、怖すぎ!!((((;゚Д゚))

へぇー。そっか、ナメクジとは別なのね。
ごめんね、ナメクジさん(笑)。

とはいえ、ヒルもまったくの悪者ではないみたい?
http://oo.spokon.net/yasu/kai/hiru.htm
~以下抜粋~
「しかし、ヒル全種が吸血するわけではなく、しかもその吸血対象のほとんどは貝や魚であり、
人畜に直接害を及ぼす種は、日本で確認されている60種のうち3種のみ
と、意外と少ないことはあまり知られていません。
吸血しない多くのヒルは、ミミズ等を捕食することで栄養を得ています。
吸血性のヒルとして有名なのが、先にご紹介した『ヤマビル』と『チスイビル』です。
ヤマビルは陸生のヒルで、北海道を除く日本全土に分布しています。
動物の呼気(二酸化炭素)や足音、体温などで寄主の接近を感知し、
体の前後にある吸盤を使い尺取虫のように移動します。(略)
ヒルの吸血方法には2種類あり、
ノコギリ状の歯でY字状の傷をつけ寄主の血を吸う『顎蛭型』と、
鋭い吻(ふん)を口から出し、これを寄主に突き刺して血を吸う『吻蛭型』があります。
分類同様、ヤマビルやチスイビルの吸血方法は『顎蛭型』に当たり、
ヒラタビルやハバヒロビルの吸血方法は『吻蛭型』となります。」
————————————–
そういうことだったんですね。
漠然と「悪意を持って近づいてくる(獲物がいることがわかって近付いてくる)」「吸盤を動かして動いている」
と思ってた部分は本当だったみたい。


人畜に直接害を及ぼす種は、日本で確認されている60種のうち3種のみ

だそうだし。
とはいえ、「ヒルかわいいな~!飼ってみたい!」とはなかなかならないですが。

4 thoughts on クリオネの話

  1. ヒル、おぞましいですよね…
    スタンドバイミーの少年がヒルに
    血を吸われて卒倒するシーンが印象的です…

  2. あ、そうですよね!
    実は、ちょうどコメント見る前に、「スタンドバイミー」の印象が強くて怖いって部分をつけたして編集してしまいました(^_^;。
    しかし、万人の心に残る恐怖シーンなんですね。。。さすが名画。

  3. ごっちんさん、こんにちは♪
    クリオネって貝なのですか。
    随分と活動的だこと(笑)
    モノは外見で判断してはいけないと言いますが、やはりナメクジやヒルは御免蒙りたいです(--;
    ついでに言うなればゴキ君も出来れば全滅していただきたい。(生態系に問題が生じたりするのかな?)
    妖精と言えば、あのムーミンも妖精でしたよね。
    となると、妖精の定義って???
    何事も決まった枠にはめ込んで考えるのは野暮ってことかもしれないですねd(^_^o)
    (だってクリオネとナメクジを一緒だとは考えたくないんだもん:笑)

  4. あばたさん、
    そうですよねー、確かに妖精の定義って??なところありますよね。
    美しい女性を「妖精みたい」という時に、ムーミンを思い浮かべる人は誰もいないでしょうしね(笑)。

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