かなり世間では流行ってきたので、知っている人も多いと思うんですが、今日はYoutTubeについて語りたいと思います。今日は長いですよ(笑)。
まずYouTubeのご紹介。
すごく簡単に言うと、自分の手元にある動画をアップロードして、他の人と楽しめるというサイトです。
(動画のサイズに制限はあります。)
方法は実に簡単。
インターネットで見るだけです。
Broad Cast Yourselfという副タイトルの通り、もともとは自作のビデオや、友人同士で楽しむというような用途を目的としていると思うんですが、実際は知り合いでもない限り、あんまり他人のビデオって面白くはない。(^ ^;
では何が楽しいかというと、…そう、アップロードする動画には、さまざまな種類がある、ということです。
ここからの記述は、決して著作権の侵害を促すことを目的としている訳ではありません。
現時点で起こっていることのレポート及び今後の予測を述べたいというのが意図です。
簡単に使用例についてお話します。
右上のサーチボックスに、例えば…「タッキー&翼」の動画が見たいとすれば「Takki」と入れてみましょう。
すると検索結果が…あるわ、あるわと出てきます。
過去のテレビ出演や、コマーシャルなど多く出てきます。
誰でも考えることですが、
「これって著作権、大丈夫なの?(・o・)」
一応YouTubeの見解としては、このページで著作権禁止のコンテンツについてはアップロードを禁止としています。
http://www.youtube.com/t/howto_copyright
また、著作権を侵害しているようなビデオに関しては、削除をする、と…。
しかし、現状を見るとまったく追いついていないし、難しいようです。
こういうことをやるのはさすが自由の国アメリカだな、と思うかもしれませんが、日本でも同じ試みはあるようです。
※Google VideoやYouTubeに続け–フジテレビ、動画ポータル参入に向けLLC設立
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20104347,00.htm
でも、まだ始まってないみたいですけどね…(^ ^;。
しかし、これがどんどん進んでいくとどうなるか。私の知人曰く
「もうWinnyで音楽ファイルや動画を落とす必要も、iTuneで購入する必要もない。
なぜってネットさえあればYouTubeの方が簡単に音楽が聞けるから」
…ん~~、まったくその通り。
もはやダウンロードする必要もなし。それはすごい時代だよね。
この辺りは、今流行りつつある(?)「SAAS」と似ているところかもしれません。
Software As A Serviceの略で、ソフトウェアをローカルにインストールするのではなく、ネット上で使用する、というもの。本題ではないので省略しますが、興味のある分野ですね。
で、またYouTubeとコンテンツビジネスについて戻ると、ここで私が考えるのは、すでに、コンテンツ産業はパラダイムシフトに向かって進んでいるのではないか、ということ。
破綻とまでは行かなくても、音楽産業に代表されるようにもうCDやビデオを作って店舗で売る、というビジネスモデルは程なく崩れるのではないかと。
すでに車が走れるように道路も整備されたというのに、馬車を走らせるのは無理。
そういう段階に来てるのではないでしょうか。
ではそれがイコール音楽、広い意味での芸術の破壊へと進むのかというとそうではないと思います。
なぜかというと、現代のような、音楽をレコード・CDなどのメディアに移し、それを大量生産大量消費するというビジネスが成り立つ前にも芸術は存在したから。
どうやってか、というと一部のお金持ちが芸術を支えていたのです。
モーツァルトも、ベートーベンも宮廷やパトロンに支えられて活動をしていました。
では、現代なら?
一般大衆が難しければ、例えばスポーツビジネスのように、企業がスポンサーにつくかもしれない。
人間が生きている以上、芸術が無くなることは無いのだと思います。
産業は結局産業だから、音楽産業は純粋な芸術を阻害している一面もあるでしょうね。
例えば大物アーティストの新譜が、それがいかに駄作であっても、名前も売れていない新人の名曲より売り出されるように。
何が良い、悪い、は誰にも決められないと思いますが…。
どうなるのか、時代の推移が楽しみ、ということは言えると思います。