防衛庁Winny対策PCの中身?

さてさて、ちょっと古い話なんですけど、最近それほど面白いネタもないし、これ
については一言言ってみたいので書いちゃいます。

12日ごろ、次のような報道がありましたよね。

40億円でPC5万6千台調達、防衛庁が情報流出対策
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060412it05.htm

これを見たとき、
「え?!こんなにお金をかけなくても、他にしようがなかったのか」
と思った人は多いかと思います。

Winnyによる情報流出を止めるだけなら、もっとソフト的なところでどうにかなったんじゃないかとか、ファイヤーウォールとかでどうかできなかったのかとか。
パソコンが今まで一台も無かったわけではないだろうし、5万6千台も買う必要があったのか?とか…。

なんて思ってたら、こんな記事がありました。↓

防衛庁Winny対策PCの中身は
http://www.atmarkit.co.jp/news/200604/18/jda.html

ふぅーん。。。

まぁ、これだけだと普通、というか「え?何がWinny対策なの?」と思ってしまいますが、ここには詳しくかかれていない「管理ソフト」というものでどうにかするんでしょうかね・・・。

「指定書ではウイルス対策機能ソフトウェアの導入も求め、「通常のウイルス検知削除機能に加え、ウイルス対策機能ソフトウェアによりWinnyの検知削除等が可能なものとする(プリインストール)(日本語版)」としている。導入したのはトレンドマイクロのウイルス対策製品と見られる。同社製品でWinny自体を検知、削除できるのは「ウイルスバスター コーポレートエディション アドバンス」のみで、防衛庁は同製品を導入した可能性がある。トレンドマイクロは「個別の顧客についてはコメントできない」としている。」
ということですが、これはほぼメーカー指定のようなもんですよね。。。
入札で、縛れる唯一の仕様を持っている、というのは強いもんです。。。
これからも、トレンドは官公庁などはこういう縛りで入れそうですね。

まぁ、1台あたり単純計算で71,500円ぐらい。
たとえば、業者を雇って、1台1台既存のPCを見て回ったり(そういう必要があるとして)、設定をいじったりしたり、ネットワークの設定を見直すより安いのか。
何をどうしたいのか、既存はどんな状態なのか知らないのでそこは何も言えませんがね…。
今までも、システムのためという事でそれなりの予算は使われていたかと思います。
今まで使用していたPCは、どう有効に使うつもりなのでしょうか。

ありふれた言い方ですが国民の「血税」です。
税収を増やさないとダメだとか、国債の負担がどんどん増えているとか言う前に、ちゃんと有効に使ってほしいし、私たちも厳しい目で見るべきなんじゃないかと思います。

コメントを残す