久々、映画の話です。
この前の週末、「PROMISE -無極-」という映画を見ました。
映画館に入ったとき、あんまりガラガラなんで「大丈夫かな?」と心配になってしまいました。
でも、結論としては・・・なかなかよかったです!
話は、荒唐無稽なファンタジー、と腹をくくって見るのが必要かも。(^_^;封神演技的めちゃめちゃ感。そこに理屈は何もいらないのです。(笑)
めくるめく映像美と、衣装のデザイン、音楽がヨシ。
そういう本筋でないところが楽しめる人にはオススメです。
中国の映画は、色彩感覚がキレイで好きですね。
ありえない色合いを、自然の中に持ってくる方法がいいんです。「グリーン・デスティニー」以降の流れなんでしょうか。
多少服などが日本っぽいなぁ、と思ったら、日本人の人がデザインしたんですね。
真田広之がほぼ主役でしたね~。なぜか、宣伝ではチャン・ドンゴンのみクローズアップされていたような気がしましたが。
チャン・ドンゴンが出てると言った方が、真田広之が出てるというより集客がありそうだからでしょうか。かわいそうに。w
ところで、この映画の監督・チェン・カイコーは「さらば、わが愛 ~覇王別姫~」という名作を残してます。
いや、私は今まで見た映画の中で、好きなのから5本言えって言われたら、迷わずこれは入れるぐらい好きな映画です。
京劇をやっている男の子が、共演者の男の子を愛してしまう、その報われない一生というストーリーです。
覇王別姫、は項羽と虞姫の話のことなんですね。二人は、項羽と虞姫の役者なんです。
同性愛、といっちゃえば身もフタもありませんが、そのせつなさと言ったら。(つД`)
主役のレスリー・チャンはいい俳優さんでしたが、惜しくも亡くなられました。
今回の「PROMISE」は覇王別姫とは全く毛色が違いますが、なんかやっぱりチェン・カイコー的な、というか。
結局、報われない愛の話なんですよね・・・。うっうっ。(つД`)
悲恋だからこそ、美しい・・・っていうのは、アジア的な感覚なんでしょうかね。
ところで、セシリア・チャン演じる王妃が「世界中の男の愛を得られる代わりに、真実の愛は得られない」という神との“約束”をした、というのがなんかツボ。
ふむぅ。矛盾しているようで意味深~。あなたなら、どっちを取ります?
なんとなく思い当たるのが、確かに色んな人にちやほやされる人って、本命は射止められないもんなんだよね。(あ、そんな意味じゃないか(^_^;)
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ところでね、公式サイトはFlashPlayer8を入れないと見れないんです!めんどくさ~。
しかも、いつの間にか勝手にYahooツールバーがブラウザに!何だそりゃ!